個人所有のピカソ作品、40年ぶり競売に

40年以上個人の所有となっていたパブロ・ピカソの作品が5月3日、ニューヨークで競売に掛けられることが分かった。競売元のサザビーズが16日明らかにした。5000万ドル(約59億円)以上の値が付く可能性があるという。
 「Dora Maar au chat」と題されたこの作品は、ピカソの恋人ドラ・マールが右肩に小さな黒猫を乗せ、いすに腰掛けている様子を描いている。
 サザビーズのバイスチェアマン、チャールズ・モフェット氏はロイターに対し「このドラ・マールの肖像画は、ピカソ作品の中でも最も人気が高く重要な作品の1つ」と語った。
 モファット氏によれば、鮮やかな色彩と爪のようにとがったドラの手の描写がこの作品の特徴。
 同氏は「これらの特徴は時代を反映している。これは1941年の作品。欧州は急速に戦争に向かい、フランスはまさにドイツに占領されようとしていて、途方もない不安感と緊張、恐怖の時代だった」と説明した。
 この絵は過去40年間、ある家族が所有してきたが、この家族は匿名を希望しているという。

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