茨木のり子さんが死去 平易な言葉で読者つかむ

歯切れ良い平易な言葉で、幅広い読者をつかんだ詩人の茨木のり子(いばらぎ・のりこ、本名三浦のりこ=みうら・のりこ)さんが19日午後、東京都西東京市東伏見の自宅で死去しているのが発見された。79歳。死因は不明。大阪府出身。葬儀・告別式の日取り、喪主は未定。
 帝国女子薬専卒。20代で詩作を始め、詩誌「詩学」の投稿仲間だった故川崎洋さんと同人誌「櫂」を創刊。「わたしが一番きれいだったとき」「おんなのことば」など、鋭い表現で戦後女性の実感をうたい共感を呼んだ。
 1999年の詩集「倚(よ)りかからず」は、自立した生き方の表明が女性を中心に支持され、ベストセラーになった。他の詩集に「対話」「見えない配達夫」「鎮魂歌」「自分の感受性くらい」などがある。
 50歳でハングルの勉強を始め「韓国現代詩選」の訳編で読売文学賞(91年)を受賞した。

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