岩田さゆりが映画デビュー

人気上昇中の女優で歌手の岩田さゆり(15)が、映画「テニスの王子様」(アベ ユーイチ監督、5月松竹系公開)でスクリーンデビューを飾ることが19日、分かった。“テニプリ”の愛称で人気の同名漫画(原作・許斐剛)の実写化。岩田は映画版オリジナルのヒロインを演じる。口がきけず、フルートの名手という難役に挑んだ。「演じることはとても楽しかった」と大器の片りんをのぞかせた。

 持ち前の美ぼうとTBS系「3年B組金八先生」での熱演で注目を集めた岩田が、映画デビューする。

 アニメやミュージカルにもなりブームを巻き起こした「テニスの王子様」。現在も「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載中の同作はコミック30巻の総売り上げ3000万部を突破した人気漫画が原作。

 実写映画は完全なオリジナルストーリー。本郷奏多(15)演じる主人公の天才テニス少年、越前リョーマを取り巻く登場人物の中でも、要となるヒロイン・檜垣紫音(ひがき・しおん)役に岩田が選ばれた。

 役どころは、ある理由で口がきけなくなったという設定。話せない葛藤(かっとう)を伝えるため、フルートを吹く。リョーマと死闘を繰り広げる宿敵・檜垣(RIKIYA)の妹だが、リョーマと初恋のような関係にもなっていく。

 岩田について「大人の表情から良い子の顔まで、いくつもの表情を持っている。真っ白なキャンバスのような彼女を、この役に染めたいと思った」と松田誠プロデューサーは話す。

 「金八」のヤヨも障害を持った難しい役だったが、今回もセリフはなく、細かな心理描写を表情で演じなければいけない。フルートも初挑戦でみっちり練習したという。

 岩田は難役にもかかわらず「話したいけど話せない、もどかしい表情。フルートもすべて大変でしたが、楽しかった」と振り返る。一番苦労したのは涙を流す場面。「演技経験が少ないので、どうしたら泣けるか分からなくて。気持ちを落ち着けて感情移入したら、止まらないほど泣けました」。共演は、島谷ひとみ(25)、岸谷五朗(41)、載寧龍二(24)ら。

 ◆岩田 さゆり(いわた・さゆり)1990年7月21日、東京都生まれ。15歳。ティーン誌「ラブベリー」のオーディションで準グランプリを獲得し芸能界デビュー。TBS系「3年B組金八先生」のヤヨ役で注目される。同年2月「空飛ぶあの白い雲のように/さよならと…」で歌手デビュー。4月からNHK「マチベン」にも出演。血液型A。

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