サッカー映画「GOAL!」国立で試写会

サッカー選手の成長を描く3部作の米英合作映画「GOAL!」が、日本サッカー協会(JFA)川淵三郎キャプテン(69)のお墨付きを得た。サッカー人気向上につながるとして、同協会では初めての公認映画としたことが1日、分かった。映画とダブルネームの割引券100万枚規模の配布、傘下団体を通じたPRなどに協力する。配給会社も国立競技場試写会や少年サッカーチームを招いた試写会などを計画。W杯開幕直前の5月下旬公開に向けタッグを組んでいく。

 作品を見た川淵氏は、同協会初の公認を迷いなく決めた。「サッカー選手もいろいろな苦難を乗り越えながら成長していくという点を理解してもらえる」。W杯開幕を控えたタイミングで同映画が公開されることはサッカー人気向上や競技人口増加の後押しにつながるとの判断もあった。

 「GOAL!」は3部作。日本公開が近づく第1部では、メキシコの貧しい家庭に育った少年が渡米し、草サッカーチームで活躍中、プレミアリーグの名門チーム入りのチャンスをつかみ、活躍するまでを描く。同氏は「サッカーファンが見ても納得のプレーシーンも多く違和感がない。成長する過程もすごく自然」と作品の臨場感と完成度も高く評価している。

 現在、同協会と配給会社が話し合いを重ね、さまざまなプランが進行中だ。映画と同協会のダブルネームの割引券100万枚規模の配布、全国の各スタジアムでのポスター掲出や関連グッズ販売などを企画。さらに映画本編上映前に、同協会が編集したサッカーPR映像の上映や、試写会に関係者の出席も準備中だ。傘下のサッカー各団体にPR協力を求める方針も打ち出している。

 一方、配給会社の東芝エンタテインメントも、少年サッカーチームを多数招いた試写会やチーム割引券の配布を計画。公開前のプレミア上映会を東京・国立競技場で行うビッグプランも進めている。同協会と力を合わせ、これまでサッカーに興味のなかった層へのアピールも含め、観客動員増につなげる狙いだ。

 公開はW杯開幕直前の5月下旬。映画と日本サッカー協会の初コラボレーションがサッカーファンのボルテージを一層高めそうだ。

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