ベテラン俳優の役所広司(50)が、米映画「森のリトル・ギャング」の日本語吹き替え版で、アニメの声優に初挑戦する。オリジナル版では人気俳優ブルース・ウィリス(51)が担当した主人公のアライグマ役で「愛すべきキャラクター」と気に入っている様子。5月に開催される第59回カンヌ国際映画祭の特別招待作品に選ばれており、現地で日米声優が対面する予定だ。
「森のリトル・ギャング」は「シュレック2」(04年)、「マダガスカル」(05年)など人気アニメを生み出した米ドリームワークスの最新作。住宅地開発のために森を奪われてしまった動物たちが人間と対決するコメディーで、役所はいたずら好きのアライグマ「RJ」の声を担当する。
02年に放送された米国ドラマ「バンド・オブ・ブラザーズ」で吹き替えを務めたが、アニメの声優は初めて。「SAYURI」(05年)でハリウッド進出を果たし、07年公開予定の「バベル(原題)」ではブラッド・ピット(42)と共演するなど世界を舞台に活躍する役所に、ドリームワークス側が「オリジナル版のブルース・ウィリスと年齢や声が合い、国際的スターの彼にぜひやってほしい」とラブコール。俳優生活28年目でのアニメ声優デビューとなった。
今月中旬に収録を行い「ブルースさんがつくり上げた雰囲気をできるだけ日本語で伝えようと努力したけど、難しかった」と苦戦した様子。「RJは根がいいやつ。愛すべきキャラクターで好きです」と愛着を持ったようだ。
同作は、第59回カンヌ国際映画祭の特別招待作品に選ばれており、ウィリス、米歌手アヴリル・ラヴィーン(21)らオリジナル版の声優陣が現地入りする意向。役所も「バベル」がコンペ部門に出品されているため参加する予定で、日米のRJが対面する。
役所のほかに、武田鉄矢(57)がリーダー的存在のカメ「ヴァーン」、石原良純(44)がお調子者のリス「ハミー」で声優に初挑戦。このほか夏木マリ(53)が、動物と敵対する人間・グラディスの声を務めるなど、多彩な顔ぶれが映画を盛り上げる。8月5日公開。