白血病を克服した歌舞伎俳優の市川団十郎(59)が1日、東京・歌舞伎座の「団菊祭五月大歌舞伎」で舞台復帰を果たした。
演目は、成田屋のお家芸「外郎売(ういろううり)」。客席からは「待ってました!」の掛け声と拍手喝采の嵐。団十郎は「皆さまにはたびたびご心配をおかけしました。おかげさまでこうして出演できるようになり、こんなにうれしいことはありません」と口上を述べた。
舞台出演は昨年7月31日、神奈川県相模原市で行われた公演以来。歌舞伎座は約1年ぶり。「“ふるさと”に戻ってこられた。出番前はちゃんと声が出るかどうか不安もあった。舞台に立つとお客さんの温かさが伝わってきてつくづく幸せを感じた」と話した。
厳しい闘病生活を支えたのは、長男の市川海老蔵(28)ら家族で「本当にみんな心配してくれた。ありがたいことです」と笑顔。千秋楽は25日。