広重の写生帳、米国で発見 流出し不明のまま約80年

「東海道五十三次」などで知られる江戸時代の浮世絵師、歌川広重(1797-1858年)の写生画と旅日記が記された「甲州日記写生帳」が、米国に現存していることが26日までに分かった。明治時代に海外に流出し、その後行方が分からなくなってから約80年ぶりの発見。広重の創作の裏側を知る貴重な資料として研究者の注目を集めている。
 写生帳は広重が1841年の秋、甲州(山梨県)の商家に招かれて江戸から旅をした際に携行したもの。和紙19枚を二つ折りに和とじし、縦19・6センチ、横13・1センチの冊子にしてある。冒頭に「旅中心おほえ(覚え)」とあり、昇仙峡(甲府市)や富士川など道中の風景を墨で描いた18点の絵と、末尾に日記が記されている。

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