今年4月に脳こうそくで亡くなった黒木和雄監督(享年75歳)の遺作「紙屋悦子の青春」が12日、東京・神田神保町の岩波ホールで公開され、主演の原田知世(38)、永瀬正敏(40)らが舞台あいさつに立った。
初日を見届けられなかった“あるじ”なき状態での封切りは、早々と一日分の入場券約840枚が売り切れる盛況ぶり。映画では戦時中の若者の恋愛模様を切なく描く。原田は「今日を迎えられ、うれしさでいっぱい。監督はきっとどこかでご覧になっていると思う」と話すと目にはうっすら涙が。
永瀬は「黒木監督は同じ宮崎県の大先輩。僕のようなチンピラ役者を使ってくれた。(死去は)夢がかなった矢先の出来事でした」と悔やんだ。11月まで全国順次公開の形で上映。
なお、同作のイメージソング「それでも」を韓流スターのリュ・シウォンが楽曲提供している。