「SAKURA」でブレークした男女3人組ユニット「いきものがかり」が、女優・北川景子(19)の初主演映画「チェリーパイ」(10月7日公開、井上春生監督)の主題歌を歌うことが18日、分かった。タイトルは「二輪花(にりんか)」で、「いきもの」が映画主題歌を歌うのは初めて。同曲の流れるシーンがそのままプロモーションビデオ(PV)として使われる史上初の試みでも注目を集めそうだ。
デビュー曲「SAKURA」が今年の桜ソングとして話題になった「いきものがかり」が、初めて映画主題歌を手がけることになった。
「チェリーパイ」は、米映画「ワイルドスピード×3:TOKYOドリフト」でハリウッドデビューを果たした北川が初主演。好きな人を亡くし、恋と夢に悩む駆け出しの菓子職人(北川)と、彼女を取り巻く友人の淡い恋愛を描く。
主題歌は井上監督の指名だった。3月のWBCの放送中に電報のCMソングとして大量オンエアされていた「SAKURA」を聴き、「バンドの名前と楽曲のミスマッチにひかれた」(井上監督)ことが起用のきっかけになった。3人は台本を何度も読んで監督と話し合い、繊細な乙女心を描く映画を盛り上げる切ないバラード「二輪花」を書き下ろした。
3人は「台本を読んでその世界観がなるべく生きるように作ることが僕たち自身にも初めてで、とてもすてきな体験でした」。井上監督は「詞の世界観と映画の乙女心が見事にマッチしていて、映画をより広い世界に導いてくれた」と絶賛している。
また、映画と音楽が融合した史上初の試みも行われる。映画のワンシーンがPVに使われる例は多いが、今回は、劇中で「二輪花」が流れるクライマックス直前のシーンがそのままPVになる。PVから映画の宣伝を行う“プロモーション・シネマ”としても話題を呼びそうだ。
同曲は、「いきもの」の3枚目のシングル「コイスルオトメ」のカップリング曲で10月18日発売。11月10日からは全国ツアー「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!!2006」(7か所7公演)も決定。春の「SAKURA」、夏の「HANABI」に続き、秋も勢いが加速しそうだ。