日本一で有終の美を飾った日本ハムの新庄剛志外野手(34)には、すでに芸能界からオファーが殺到。それを受けて所属事務所では26日、「引退翌日から開始します」と受け皿作りを準備万端整えている。タレント初仕事は、ムービースターか、それともテレビキャスターか。新庄の仕事にふさわしいかどうかを、本人と事務所が吟味して決めることになりそうだ。
甘いマスクに抜群のトークセンス、さらに女性から子供、年配者まで幅広いファン層を誇る新庄を、芸能界が放っておくはずがない。
4年前から所属するケイダッシュグループのアワーソングスクリエイティブ・小原芳信社長(43)は、オファーが殺到していることを認めた上で、「すべては引退してからです。解禁は、それから」と明言。争奪戦の火ぶたが27日、切って落とされることになった。
新庄の性格から野球評論家や解説者の枠だけに収まることは考えられず、俳優やタレントとして活動するのは確実。サンフランシスコ・ジャイアンツ時代、一塁走者で出塁した際、一塁手に「来年は日本に戻ってムービースターになる」と仰天発言したことは記憶に新しい。ケイダッシュグループには日本を代表する俳優、渡辺謙(47)が所属しており、大先輩の背中を追ってハリウッド進出なんてことも、可能性としてはありそうだ。
渡辺が主演した東映映画「明日の記憶」の野村敏哉プロデューサー(43)は「前向きなキャラクターなのでスター性は十分」と太鼓判を押し、「東映としてオファーする可能性はすごくある」と熱烈ラブコール。「ハリウッドで言えばジム・キャリーのような存在。しっとりとした恋愛映画よりも、コメディーや体を使ったアクション、『あぶない刑事』のような刑事ものなど、カッコよくて面白いものが似合う」と具体的なジャンルまで挙げた。
民放キー局の大物ドラマプロデューサーも「イチロー選手が『古畑任三郎』に出演したように、存在感のあるスターはドラマの中でも光る。明るくて強いヒーロー像が似合うので、学校の熱血先生なんかやらせてみたいですね」と新庄の演技に思いを巡らせていた。
ほかにもアドリブの効く抜群のトークセンスから、バラエティー番組のゲストで引っ張りダコになることは間違いない。ただ、自民党などからオファーを受けた来夏の参院選の出馬要請は断っており、政界進出はなさそう。いずれにしても、タレント初仕事にガ然注目が集まりそうだ。