桂米朝が復帰高座で“引退宣言”

人間国宝の落語家・桂米朝(81)が8日、突然の“引退宣言”をした。大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで行われた「互助寄席」(主催・大阪府教職員互助組合)で、約3カ月ぶりに高座に本格復帰した米朝は、終演後に一線を退く考えを持っていることを告白。時期などは明確に決まっていないが、落語界の“至宝”の決断に、ファンから驚きの声が上がることは必至だ。
 本格復帰の日に、米朝の口から衝撃的な言葉がこぼれた。「もう辞めるって言うてから辞めた方がいいのか…。引退を考えてもいいと思ったりしてまんねん」。名人が弱気な姿を見せた。
 引退を決意したきっかけは「記憶が衰えたことですな」。6日に81歳になったこともあり、さしもの名人も寄る年波にはかなわないのか。
 8月に自宅で転倒し胸椎を骨折。その後40日間は寝たきりで過ごした。
 現時点では、来年2月までのスケジュールは決まっており、直近の引退は事実上ありえない。また、「引退宣言してから、また高座に上がった人もいはるし…」と、完全に高座を去るわけではないが、何らかの形で線引きをする覚悟はできているようだ。

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