天海祐希、宮本亜門氏とミュージカル初タッグ

女優の天海祐希(40)が15日、都内で宮本亜門氏(49)演出のミュージカル「テイクフライト」(11月24日~12月9日、東京・丸の内、東京国際フォーラムなど)の製作発表に出席した。1995年の宝塚歌劇団退団後、初のミュージカル主演となる天海は、米軍隊式エクササイズ「ビリーズブートキャンプ」で体力づくりするなど意欲満々。念願の初タッグを組む亜門氏と、米ブロードウェー上演を目指す。

 亜門氏はブロードウェーで東洋人として初めてミュージカル「太平洋序曲」(2004年)を演出し、トニー賞にノミネートされた。米演劇関係者が多数観劇予定の今作について「日本で盛り上がれば、ブロードウェーに持って行く人はいるでしょう。大きな可能性を秘めているのは確か」と本場進出へ自信を見せた。

 「テイクフライト」は、1932年に女性初の大西洋単独横断飛行に成功した米飛行士アメリア・エアハートが主人公。現実では出会うことがなかったリンドバーグやライト兄弟も登場するオリジナル作品。天海は37年に世界一周飛行の途中で行方不明になったアメリアの半生を演じる。

 スタッフはブロードウェーで活躍する一流ぞろい。「太平洋-」のジョン・ワイドマン氏が脚本、ミュージカル「ビッグ」のコンビで知られる、トニー賞受賞者のリチャード・モルトビーJr.氏が作詞、デイヴィッド・シャイヤ氏が作曲。美術や衣装も本場で活躍する精鋭だ。

 天海も今作に意欲満々。ミュージカルは三谷幸喜氏演出の「オケピ!」(03年)以来だが、主演は宝塚退団後初めて。「準備のためビリー(ブートキャンプ)やってました。筋肉がついて歌に良くないと言われ、すっぱりやめましたけど」。今月初めから歌のけいこがスタートし「宝塚での男性パートの譜面には到底ない音符ばかり。四苦八苦してます」と明かした。

 亜門氏は「天海さんと出会えてうれしい。さっぱりした男前で、みんなを幸せにする人」。今作はひと足早く8月にロンドンで上演されたが、日本版は天海のイメージに合わせ大幅に脚本を修正。天海は、念願の亜門作品に「演出が楽しみ。けいこ場で丁々発止のやり取りをして、汗と火花を散らせたい」と声を弾ませていた。

 ◆共演陣も実力派 リンドバーグ役は城田優(21)、ライト兄弟は池田成志(45)、橋本じゅん(43)ら実力派ぞろい。城田は「歌が難しくてヘコんでいたら、天海さんに励まされた。お姉さんについて行きます」。ほかにラサール石井(51)が本格ミュージカル初出演。東京公演後、北九州芸術劇場、名古屋・中日劇場、大阪・梅田芸術劇場で上演。

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